<ステップ4&5>運用リスクの解消策の検討と実行
今回は、前回取り上げた運用リスクに関して解消策の立案と推進の例を見てみましょう。
ここでは、前回のリスク評価表(表-2)の4つある運用リスクのうちの1つを取り上げます。
リスク④「大きな部品なのでキャパ上の検証と精度が良いか確認必要、薄肉の部分もあり変形も心配」を解消するための対策を検討します。

図表-3 リスク管理表.PDF

計画に従って
・先ずは、工具メーカに情報の提供をお願いし、加工条件を調査しました。
・そしてサンプル品で実際に加工条件を振らせて最適条件を調査しました。
・その部品を検査して品質要求に満足できることを確認しました。
・それを加工/検査手順書に記入しました。
この一連の検証作業で本番の加工上のリスクを大きく下げることが出来ました。
検証ができたことで運用リスクは1×1=1点となりました。
以上、4回に亘り運用リスク管理の模擬的な体験をしていただきました。

最後にまとめですが、
運用リスクとして、今までにない「新しい技術が必要な部品加工を請け負った」、「新規の設備を導入した」などの際に運用リスクとして、先ずどんな技術的な心配事項があるかを各分野のメンバーが、想像力を豊かにして洗い出すことが大切です。

そのリスクを各部門で共有し、他部門の抽出した運用リスクを見て、自分たちの部門の運用リスクをもう一度考えてみることも効果があるかもしれません。
そして、洗い出された運用リスクを検証する計画を立てて実際に潰していくこと。

また、運用リスクを放置せず、RPN(リスクの大きさ)の大きいものから優先的に運用リスクの解消をしていくことが大切です。
基本的には、運用リスクはゼロにはならなくても最小にする努力は必要です。また、もともと小さい運用リスクは、それを受容するという考え方もあります。

過去の小職の経験からは、運用リスクとして、出てこないものが、結果として先々で問題になることもあります。
これらは、繰り返し実施していくことで洗い出しのレベルが上がるものと考えられます。

文責 山本

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