メールマガジンを書き始めてから、「納入後のクレーム処理」、「ヒューマンエラーについての考察」 更に「航空機と自動車の品質マネジメントシステムの要求の違い」をテーマにしてコラムを書いてきましたが、ここにきて少し書きたいテーマを体系的に整理できないかという考えに至りました。

最近、航空産業クラスターの一員として活躍したいと考えておられる企業様などを対象とした講演を行う機会が増えてきたこともあり、全体をもう少し大きく俯瞰したいと考えるようになったわけです。

そこで次のように考えました。
即ち、先ず部品生産を担当される企業様の生産の準備から初回製品の生産、その後の量産/納入などのフローに応じて、品質を作りこむための活動を以下の通り整理してみました。

もう少し詳しく見ると
フェーズⅠ:プランニング段階(図面要求を製造と手順に落とし込む段階)
フェーズⅡ:初品製造/検査段階(手順書をもとに初品加工/検査を行う段階)
フェーズⅢ:継続生産/納入段階(初品以降量産を続けながら納入する段階)
フェーズⅣ:維持と改善段階(QMSの維持、改善の段階)

の4つのフェーズで品質保証の活動をQtBで表しています。

ここでQtBというのは、”Quality Tool Box” 又は”ool Quality ool Treasure ool Box”の略でTreasure Boxは、玉手箱という意味なので「品質の玉手箱」と名付けることにしました。そしてローマ数字のⅠ~Ⅳは、フェーズを示しています。品質を作り込むための活動のやり方をこの玉手箱の中に詰め込みたいと考えております。

既にメルマガ(コラム)で説明した「クレーム対応」、「HE対応」は QtB Ⅲ-2、Ⅲ-1で取り上げましたし、「自動車と航空機の違い」のところで説明したPFMEA、SPC、MSAなどもQtB Ⅰ-2、Ⅲ-4、Ⅱ-3などで取り上げました。

このメルマガ(コラム)での当面のテーマとして、品質作り込みの活動に関してQtBの重要なものから順番に解説していきたいと考えております。

次回以降もお楽しみに!

文責 山本