今回は、コアツールの4つ目のSPC (Statistical Process Control)です。統計的工程管理のことです。
ここでは、管理図と工程能力に関して簡単に解説しますが、今回は管理図について取り上げます。

Xbar-R管理図
先ず、管理図ですが、比較的馴染みのある手法だと思います。
量産される部品などで、あらかじめ一定個数(25~50個程度)のデータを収集し、統計的に処理をすると管理図が描けます。管理図には、計算式に基づいて管理限界が得られ、それを記入して管理に役立てます。

管理図で最もなじみ深いのがXbar-R管理図です。毎日定時間に(例えば2時間おきに)その時間に加工された部品1個を測定し、そのデータ(8時間操業なら4個/日のデータが取れます)の平均値をXbar管理図に、4個の部品の最大値と最小値の差を求め、それをR(Range:範囲という意味)としてR管理図にプロットします。

これを日常的に行い、そのプロットされたグラフから工程の異常を検知するものです。
下記に例を示します。

上記のグラフを毎日プロットし、管理限界を超えるとアラームを上げて、管理限界を超えた原因を検討し、異常な事象を元に戻します。
これにより不適合の発生を未然に防ぐことができます。管理限界を越えなくても、6回連続点が上昇する(又は下降する)と異常と見るなど判断基準はいろいろあります。
 
次回は、工程能力について解説します。

文責 山本