特殊工程管理について 第9回 ~特殊工程とNadcap~

特殊工程管理について 第9回 ~特殊工程とNadcap~

特殊工程管理について 第9回 ~特殊工程とNadcap~

Nadcap認証取得をするための手続きの大きなステップをフロー図で示します。今回は、1~7のステップを解説します。

1.eAuditNetへの登録
必要な文書/情報(下記に例示)の入手、PRIへの連絡等は、すべてeAuditNetで行います。
・Audit Criteria(AC7XXX、AC7XXX/X、AC7XXX/XSなど)
・Audit Handbook
・OP(Operating Procedure)文書(審査に関わる手続き、規定)
eAuditNetへは、事前の登録が必要になります。

2. 工程確立の確認
技術要求を整理するため対象工程のスペックを洗い出し、プロセススペックから呼ばれる2次、3次のスペック(設備、材料、人の教育/認定など)の要求事項まで確認します。そして、実作業への落とし込みをするため、顧客の品質/技術(図面、スペックなど)要求全てを盛込んだ手順書を作成します。また、品質記録の管理対象を明確にします。

3. Audit Criteriaで確認と改善
Audit Criteriaで、YES/NOの選択しかできない場合は、YESとなること(エビデンス)が必要になります。Audit Criteriaだけでなく、Public Documents情報も不可欠なものとなります。

4. キュメントの英文化
審査30日前に提出しなければならない英文併記が必要な資料は、おおむね下記の通りです。
→ 社内スペック、製造手順を示した資料、各種記録、作業の裏付けデータなど

5. 審査の申込み
PRI日本事務所への受審意思を伝達し、eAuditNet から申し込みます。(登録になります)受審日の決定は、通常は、6か月先以降になります。

6. 内部監査(Self Audit)
Audit Criteriaに基づき、全項目の適合性を確認します。基本的には、すべてがYESとなっている必要があります。 (N/Aとなる場合もあります)
内部監査員は、当該プロセスを熟知した人を指名します。そして技術要求(スペック)が理解され、手順書にブレークダウンされ、その手順書に適合した実作業が実施されているかを確認します。実作業者(作業者、検査員)の理解度も重要になります。

7. 審査資料の準備/送付
受審日の30日前までに審査に必要な書類を審査員へ送付します。具体的には、eAuditNet にアップロードすることになります。

非破壊検査(NDT)の事例
・Self Audit結果を記入した当該プロセスのAudit Criteria
・検査指導書
・認定手順書(検査員)、認定者リスト
・設備リスト
・顧客のリスト
などが該当します。

次回は引き続き、8項の審査に関する説明をします。

文責 山本 晴久

「続き第10回を読む」

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