#3_AS13100_MSA(RM13003)
今回は RM13003 「Measurement System Analysis」 です。
AESQ RM13003(Measurement Systems Analysis:MSA) は、航空エンジン分野における測定結果の信頼性を確保するためのAS13100 箇条7.1.5を補足するリファレンスマニュアルとなっています。
おそらく皆さんの周辺でもいろいろな計測器が使用され、その校正も実施されていると思います。校正とは測定機器そのものが示す値が基準値に対してどれだけずれているのかを確認する作業です。
では校正で合格となった計測器を使用していればその計測結果は問題ないといえるのでしょうか?
たとえばAさんとBさんが同じ計測器を使用して出した計測結果が違っていた時はどうでしょう。人によって差が発生するようならもしかしたら問題かもしれません。
このように計測器そのものだけではなく測定方法、使用者、治工具、環境などから生じるばらつきを体系的に評価し、正しい計測を確認すること、これがMSAです。
(自動車業界のQMS要求であるIATF16949においてもMSAはコアツールの一つとしてその実施が要求されています。また9100規格の更新版であるIA9100においてもMSAについての記述が追加される見込みです。)
航空エンジンの品質要求であるAS13100では重要な特性の測定にはMSAが要求されていますしFAIで使用する計測器においてもMSAの要求を満足することが求められています。
RM13003にはバイアス、直線性、安定性、繰返し性・再現性(GR&R)といった変数データ向けのMSAや目視検査などの合格・不合格といった属性データのMSAが事例を含んで解説されています。
また今では高精度かつ複雑形状の部品の計測において必須となった三次元測定機に対するMSAの手法(CDMS Study)についても解説がされています。
この辺りはRM13003の特徴的なところではないでしょうか。
今回はRM13003 MSAを簡単に紹介させていただきました 。
興味があるかたはAESQのWEBサイトにありますのでご覧ください。
以上
文責:竹内 朗
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