【第1回】QCD改善の要点と進め方
今回から4回に渡って「QCD改善の要点と進め方」について解説致します。
皆さんは、毎日、会社で仕事をされていますが、会社で仕事をするということは、担当してる仕事の問題・課題を、いかに解決するか、改善するかということになると思います。
会社組織の中の問題・課題は、業績向上や生産性向上(コストダウン)、品質向上(不良、クレーム削減)、生産効率化(計画通りの生産、納期遵守率の向上、在庫圧縮、リードタイム短縮、etc.)、
人材育成・教育 etc.等々多岐に渡りますが、これらの問題・課題は、仕事(業務)の基本要素QCDM(Q:品質、C:コスト、D:デリバリー = 納期管理、M:マネジメント)に関連しています。
QCDMに関する問題・課題は、組織全体で取り組み、推進していく必要がありますが、事務局がいくら頑張っても成果が表れず、いつの間にか改善改革活動が停滞して進まなくなってしまうということもよくある話です。
QCDMに関する問題・課題を解決するためには、仕事の基本要素であるQCDMのやり方を改善・改革する必要があります。
組織全体の改善・改革を効率よく進めていくためには、それなりの道具=管理技術(QC、IE、生産管理、マネジメント手法等)をうまく使って改革・改善を進めることが必要です。
折角、世の中に管理技術というものが存在しているのに、それを知らないで改革・改善を進めていくのと、管理技術の基本や原理原則を知って、即ち、道具をうまく使って改革・改善を進めていくのでは、労力や改革のスピードにおいて大きな差がついてきます。
今回の「QCD改善の要点と進め方」は、下記の要点について解説します。
第2回「全員参加の改善活動」
第3回「会社の目的」
第4回「不良、クレームの低減活動」
次回は、「全員参加の改善活動」について解説します。
文責:豊崎 義行
