年頭のご挨拶

あけましておめでとうございます。
いつも品証研メールマガジンをご覧いただきありがとうございます。本年も読者の皆様のお役に立つ情報を発信してまいりますので、ご愛読いただければ幸いです。

昨年は元日に能登で大地震が、2日には羽田空港で航空機事故が発生、多難な年明けでしたが、今年は穏やかなお正月で、皆様ゆっくりと年末年始の休暇を楽しまれたことと思います。

さて2025年はどのような1年になるのでしょうか。過去の巳年を振り返ってみますと36年前の1989年は元号が昭和から平成に改まった年となります。その年の流行語に「24時間戦えますか」というフレーズがありましたが、私も前職の企業で連日連夜、職場の仲間とともに製品の品質向上に取り組んでいた記憶があります。12年前の巳年2013年の流行語に「ブラック企業」という言葉が登場し、24年間で働き方の価値観が変わってきたことが実感できます。36年前は今でいうブラック的な働き方もあったかもしれませんが、長い時間仕事に向き合い上司や同僚と議論を重ねる中で、多くを学び、それが自身の成長につながって今でも役に立っているということも事実です。

主な出来事で見ると、1989年には中国で天安門事件が発生、民主化を求めるデモ隊を中国当局が武力弾圧し国際社会から痛烈に批判されました。またドイツではベルリンの壁が崩壊し東西冷戦が終結したといわれています。その12年後の巳年2001年には米国同時多発テロが発生、旅客機がニューヨークの貿易センタービルに突っ込むニュース映像は衝撃的でした。アメリカの中東介入に反感を抱くアルカイダによる大規模なテロ行為で東西冷戦後の新たな対立の構図が明らかとなりました。

2025年にはアメリカでトランプ政権が再スタートします。世界情勢や日本経済への影響は計り知れませんが、先ずは公約通りウクライナ戦争を平和裏に終わらせて欲しいと思います。

今年の干支である蛇は成長とともに脱皮を繰り返す生き物です。国内の航空宇宙産業も2025年に従来の殻から脱皮して成長することを期待しています。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
2025年、皆様のご健勝とご多幸、ご発展を祈念いたします。本年も何卒よろしくお願いいたします。

名古屋品証研株式会社
代表取締役 有田 智充