年頭のご挨拶
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
元日に石川県能登地方で震度7の大地震が発生しました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りしますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
いつも品証研メールマガジンをご覧いただきありがとうございます。本年も読者の皆様のお役に立つ情報を発信してまいりますので、ご愛読いただければ幸いです。
昨年5月に新型コロナウイルス感染症の法的な位置づけが5類に移行したことで、今年は久しぶりに新年会に参加されたという方もいらっしゃると思います。私も2日の夕方、4年ぶりに開催された大学のOB会に出席、同期生や先輩後輩諸氏と旧交を温めていた時、スマホに「羽田空港で航空機事故」との速報が入り、続けて友人から「JALの機体が燃えている!」とのLINEが入りました。
帰宅してNHKのニュースを見ると、着陸するJAL機が滑走路上の海上保安庁の機体に衝突、JAL機は炎を上げながら着陸滑走し、乗員乗客が緊急脱出した後も機体は燃え続け、最後は原形をとどめない残骸となっていました。
今回、海上保安庁の搭乗員5名の方が亡くなられたことは誠に残念ですが、炎の上がるJAL機から1人の死者も出すことなく379名の乗員乗客が脱出できたことは不幸中の幸いだと思います。エアラインでは決められた時間内で満員の乗客を安全に脱出させる訓練を定期的に実施されていると聞いたことがありますが、まさにこの訓練の賜物ではないでしょうか。いつ起こるかわからない事態に備えて、日ごろから訓練しておくことの大切さを改めて認識しました。
今回の事故原因は国土交通省の運輸安全委員会による調査で明らかにされますが、些細なミス/誤認が大事故につながるということを肝に銘じ、航空エンジン/航空機の部品の品質保証を担当させていただいている弊社としても、各工程での検査を確実に行うように改めて徹底してまいります。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
元日には能登で大地震が、2日には羽田空港で航空機事故が発生、多難な年明けとなりましたが、大変なこともあれば良いこともあるはずです。
2024年は辰年、皆様のご健勝とご多幸を、そして昇竜のごとく皆様が発展されますことを祈念いたします。本年も何卒よろしくお願いいたします。
名古屋品証研株式会社
代表取締役 有田 智充